メイン

2006年11月01日

付加価値の源泉 ―限りなく原価の知られやすい情報社会

ご無沙汰な投稿になりました.
夜も更けているので、あまり長いエントリーになりませんが一筆.
夜のWBSで プリンターインク再生のネタが出ていて、
そのネタでトラックバック先でも書かれていたので、勢いで書く.
 
 
 
情報が行き届き、情報の非対称性が解決するということは、
限りなく そのサービスの製品の原価を知られやすい

と言うことだろう.
 
 
それを顕著に表す事例としても、
ネット上の「kakaku.com」、製造業界の「水平分業化」も
プライスの面での透明性を高める 情報源の一つになっている.
(後者のプライスの透明性の関係はめんどくさいから説明しないよ・・・眠いだけだけど)

ここから私が考えることは2つ.
一つは 「では、そもそも付加価値とは何なのか?」、
もう一つは 「情報自体(音楽などソフト)のコピーはどういう位置付けになるか?」.
(二つ目は 長い話題なので別に設けます・・・今ただ眠いだけかも)
 
 
最初の話に戻すと、
結局のところ情報に透明性が増せば、歪んだプライシングは不可能になる.

正直、携帯電話やプリンタービジネスのインクと紙は 歪んでいる と思う.
サードパーティが参入可能なだけ紙ビジネスは随分と適正になりつつあるんだろうが.
それも、歪んだ力が維持されない限り、いつかは解ける魔法だと捉えた方がいいように思う.
 #歪んだお陰で、得している複写機企業と 損を被って火の車だった家電メーカーは
 #そのパワーバランスの偏りが何で起きているかを考えた方がいいのでは
 
 
では限りなく 不正なプライシングが付けにくくなるとする.
原価+その企業が運営できるだけの最低限マージンが付くとする.
それではそれ以上のマージン、「付加価値とは何なのか」を考えるとしよう.
そもそも付加価値が増大するとは何なんだろうか.
情報がオープンであっても、原価以上の対価・支払い意欲を感じるのはどんな時だろうか.

パッケージング・コンシェルジェ は、一つのいい具体例だと思っている.
意味が被っている領域も有りそうだが、パーソナライズ化・パーソナルファブリケーションなども
今後の動きの一つだろう.

人間の認知限界に対する価値観の提供.
 
 
 
 
あー、眠い.
後日リバイスかけます.また 後で読むと意味不明な文章になっているんだろうなぁ.

2006年08月23日

企業のニッチターゲットセグメント化と独禁法

こんばんは、河野です.
順調に1日おきの、エントリー.三日坊主にならなければいいんだけど.

今日はたまたま目にした日経BPでの 大前研一氏の文章が、私が以前考えてメモっていたテーマに似ていて尚且つ、意見が違うので書かせていただきます.

一言断りを入れさせていただきますが、私よりも長い人生経験があって、しかも世に認められている大前研一氏の意見なんだから 私よりもずっと深く、そして的確な意見なんだろうと思います.
また、独禁法については(このあと書くように)私自身の 理想論からはかけ離れたコンセプトの話であるので、タダでさえ興味の無い政策(お国)の話に拍車をかけて無知であることにお許しを願いたい.

 大前氏の話は、「国家を超えた独占・寡占産業が増えつつあるので、国家間でもそれを取り締まれるようにしなきゃ危ないよ」ということである.このテーマについて私が考えるポイントは、以下の通りである.

1.そもそも独占・寡占が目立つようになった背景には、
  それなりの意味・理由があるのではないか?
  (=ニッチ戦略を取らなければ生きていけないような市況なのでは無かろうか)

2.独占・寡占状態でも(大半が)正常に機能する条件も整いつつあるだろう

3(おまけ).国際枠での独禁法の検討は既に話題とされている


続きを読む "企業のニッチターゲットセグメント化と独禁法" »

2006年08月21日

web2.0をハードな目線で捉え直す

※いろいろ指摘されたので、最後尾に追加記述しました.


 皆様 こんにちは、半年振りにblogエントリー舞い戻りました.仕事の環境と立場が変わるということは、考え方だけでなく思い切りも変わってしまいますね.

 ネットの海から陸に上がった組織にいると 感覚は鈍ってくるんですが、ネットの世界にどっぷり浸かって、10年間信者を続けていた私なので そんな陸の上でも時々「これってどうなの?」とか聞かれちゃいます.
「web2.0について」だなんて流行に乗っているかのようで気が進まないのですが、その仕組みよりも、そもそも論に基づいて ハードな目線で捉え直したいと存じます.
 さてさて、皆様お付き合いよろしく.

続きを読む "web2.0をハードな目線で捉え直す" »

2006年02月22日

10大テーマ

今後、形にしていこうとしていることを 10テーマに精選.
(ここでもちょっとずつ書いていくつもりですが・・・)

最終的に集約されるべきイメージにまで、
だいぶ洗練されたため公開共有することにしました.
自分のためにも.



+ 横軸の公共性のための企業間ポジショニング
+ コピー・再販のリンク/自由化によってadd-onされる価値(premium)の創出
+ 供給者と需要者の双方に歪みのない価値流動化
+ 大量雇用:生産要員→消費要員
+ ■■■→input→■■■→output→■■■
+ ソフトのインターフェースとしてのハード(刹那的)
+ 「楽(らく・たのしい)/優しくありたい」方向性
+ コンテンツからパッケージ/コンシェルジュへ
+ CSを産む、目に見える提供者情報
+ 研究投資:必要経費、バランス・タイミング


頑張ります.

2005年10月21日

新規実現の抽出方法ウェート

abduction.gif画像の確認