November 13, 2003

仕事を振る

一人で仕事をこなすのではなく、
誰かと仕事をしていくようになったとき、(特にそれが部下の場合)
一番最初にブチ当たる壁は

「何を、どうやって、どのくらい、いつ 仕事を振っていいのかわからない」

だろう.どうやっていいのかさっぱりわからないもの.
しかも、人相手だから試行錯誤するのも躊躇してしまう.
そう、こういう感覚だったと思う.

それが今振り返って見れば、
問題なく 仕事を振ることが出来ているし、
むしろ 「あの人は入ってこのくらいの時期だから、こういうことに特化して振った方がいい」
とかアドバイスする立場に居てしまうわけだ.

ただ、いつの間にか.


一輪車が乗れるようになった時と似ている.
それまでぜんぜん乗れなくて、二漕ぎ目を踏み出すのもうまく出来ない状態が
何ヶ月も何ヶ月も続いていたのに、
ふとした時に 一気に何十漕ぎも出来て、次はどんどん進められるようになって、
いつの間にか人に教えている.

ほとんど0(ゼロ)の状態から 10になるまでのプロセスが
早すぎて見えないのか、はたまた存在しなかったのか.

暗黙知 というやつか.

投稿者 Rie KAWANO : 01:55 AM | コメント (1) | トラックバック (0)
カテゴリー + +


経営する「苦しみ」と「得られること」

経営って、自分の皮を一枚一枚剥ぎ取られるくらい
苦しみに満ちるときが在る.
反面、自分の血肉となって活きていることも感じる.

投稿者 Rie KAWANO : 01:05 AM | コメント (1) | トラックバック (0)
カテゴリー + +


November 06, 2003

成功基準、失敗基準

今、部下に自分の意思決定で とあるイベントを企画・運営させているのだが、
成功基準、失敗基準が無い.

自分なりの そのイベントが成功と言えるか、失敗と言えるかの基準を持っていないと
ズルズルと「とりあえずやり遂げたからいい」という風になってしまう.
やり遂げる=成功 だなんて 根性論じゃ在るまいし、やめてほしい.

ちなみに、その部下の回答は

  伝いえたいことが伝わって、
  CSが得られて
  顧客が増えること

いや、それ「希望」であって、「基準」じゃないじゃん.
つまり、さっきの「希望」に対する 「デッドライン」を決めろ ということだ.


・伝えたいことが伝わる
 →伝えたいことが伝わるって、どういう意味?
  どうなると伝わってるの?どうなると伝わってないの?
  顧客側の主観?講師側が言い切ったと満足出来たら?

・CSが得られる
 →CSってどうやって図るの?なんの部分のCS?何人がどう思ったらCS得られてるの?

・顧客を増やす
 →顧客が増えるっていつ分かるの?
  セミナーの2度目参加?マッチング顧客?勉強会顧客?
 →「顧客が増えた」では、その時 遂行すべきか中止すべきかの判断材料に成らない
  企画・運営段階ではあまり考慮してはならないこと

投稿者 Rie KAWANO : 02:53 AM | コメント (2) | トラックバック (0)
カテゴリー + +


November 01, 2003

ニーズは在るんじゃない

企画を立てるときに、重視するのは「ビジョン」「ドメイン」「コンセプト」.

マーケットリサーチなんて、
出涸らしになってから使っても遅くは無い.


ニーズなんて、どこまで追って行っても限界が有るさ.
「個性の時代」なんて言われてるくらい、一人一人は違うのだから、
リサーチして出した統計なんて、そんなの誰かが勝手に
勝手な概念を押し付けているだけのことが多いのだ.

ランダムそうに見えるものこそ、ランダムではない 論.


そんなことよりも、自分が大切にしたいものを作り上げた方が
人は集まるし、感動するのだよ.
だからこそ、「ビジョン・ドメイン・コンセプト」.

投稿者 Rie KAWANO : 12:45 AM | コメント (1) | トラックバック (0)
カテゴリー + +