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職の育て方(仕事に対する回顧)

ここ何週間か何ヶ月か、
「何をしていいかわからない」仕事に悩んでいたりした.

たぶん、これまで自分が居た環境と違って、
「細分化され過ぎていて」「階層化されすぎていて」「目的が非直接的過ぎる」場所だったから.


仕事をしていく上で、
 一から組み立てていく仕事 は、ビジョン・ベクトルを持っておく必要がある場合が多い
 (場合が多いと書いた理由は、そういう環境に居る人で全く刹那的に働いている人を去年見てしまったから)
しかし、周りを見ていても思うが、
 途中参加・与えられた環境からの参加でしていく仕事 は、そのときのパフォーマンスが高ければよいという考え方を持つ人も多い

なんだか最近は、頭の中ではちゃんと前者の考え方を持ち続けるべき、ってことを解かりながらも、
後者だけで居る方が楽なんじゃないかなぁ、なんて思う時もあった.
でもたぶん、両方持っていなきゃいけないんだろうね.ってことも、頭の中では感じてた.


それが、一昨日解けました.
いやー、細分化された仕事環境の中って
「この能力」ってドメインを持たないとダメなんだな、と.
ドメインの先にベクトルがビジョン・ミッションに向いていくようにしなきゃならんな、って.
>ありがとうございます、気付かせてくれて.


ベクトルが方向を見つけるまでが大変で、いったい何をしているのか解からなかった.

そう言えば秋に、会社の中でもとても革新的だけどとても上の地位に居る方と飲みに行った時、
「200億やるからなんか好きな仕事しろ」とか言われて、
「今はこの環境がいったい何をしているかも解かってないので、まずはなんでもさせてみてください」
なんて答えちゃったんだけど、それは冗談だったとしても(って、先月もプレゼン後に「200億やるから面白い会社買って来い」とか言われたな・・・)、
その時に隣に居た 一回り(以上?:P)年上のいつも厳しく優しい女性の先輩に「だめよ、ほんとにしたいことしないと.何でも屋なんて誰でも出来るんだから!」なんて言われてたなぁ.
(ま、今でも「わかんないならなんでもやってモガイテみる」てのも大事だと私は思ってるけどw)


それまで考えてた私の仕事の進み方は
「世界地図を広げて、目的地に印をつけて予想航路をものさしで引いて、六文儀で測りながら進んでいく」
という感じだった.
たぶん、しばらくはこれから
「世界地図を広げて、目的地は覚えながら、今居る場所に拡大鏡を乗せて周辺街路図を見ながら、コンパス片手に周りを把握してぐるぐる回って自分のぐるなびを作って、広げて目的のほうまでいく」って感じだろうな.


しかし、こうなると難しいぞ.
私のやってる(庶務作業以外の)作業って、アウトソースすればそれ専門に同じことをやってる
シンクタンクやアナリストなんていっぱい居るわけで.
でもそうじゃない存在感を持つためのドメイン作りって・・・.


もしかすると、私が目指す方向にある先で、すべきことは
今の環境じゃないかもしれない.
かもしれないけれど、それもタイミングは必要な時にくるだろう.
とりあえず、場所がどこであれ 作り始めよう と思えるようになった.

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