June 19, 2004

情報提供同業者の囲い込み

同じ情報の提供者を1社が傘下に入れるってのは
シェアをとってしまう以外に意味がある.
(というか、ここ最近重視されるべきアイデアかもしれない)

たとえばここ
(ただ、私が今一度行ってみたいカフェなだけなんだが)
ヤフー傘下に、「ぴあ」「まっぷる」「ウォーカープラス」の3社の情報が入っている.
どれも一つのことについて書いてある.

単純に見れば、
なんだ(端的に言えば)3倍の金をかけて、
ひとつの情報しか仕入れないなんてもったいない

と思うところだが、よくよく見てみると3社3様に少しずつ違う情報が入っている.

これ、ネット上の 顧客が持ち寄る口コミ情報と同程度の価値.
しかもきちんと形がなっている.


一見無駄だと思われるような重複情報も
これからは、価値が大きい.

投稿者 Rie KAWANO : 08:32 PM | コメント (1) | トラックバック (0)
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June 08, 2004

ニーズに合わせるプライシング

価格設定といえば、
・原価コストにマージンをプラスしたものから設定するもの
・ニーズに合わせた価格設定にするもの
があるわけだが.
本音のところ、どっちも大幅に欠けることは出来ない要素.


スキミングプライシング(早期回収)を 事業創業期には勧める場合が多いけれど、
なかなかそういう リスクをとらない手法は、安全策ではあるがうまくいかないよな.
もう既に売れ筋商品を持っていて知名度のある会社のプロダクトならともかく、
完全なる新規参入でそれをやってしまうのは、安全だがスピードが無いだろうなぁ.

ペネトレーションプライシングは 「低価格で浸透させることを目的とする」価格設定と
記述されていることが多いのだが、(株式会社グロービス(1998):『MBAビジネスプラン』 参照)
“低価格という定義は、スキミングプライシングと比較して”という 前置きがある話.
冒頭で書いたように「ニーズに適正」で「顧客が求めやすい」のが 浸透する価格設定
と捉えても良いだろう.


で、だ.今回は 安全策の「スキミング」と 博打で一歩間違えればcheap and nasty になりえる「ペネトレーション」を比較してみる.

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投稿者 Rie KAWANO : 12:22 AM | コメント (0) | トラックバック (0)
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