sports injury simple information 
 
 
 
ここではスポーツをしている人や指導者の方に知ってもらいたい豆知識を書いていきます
いろいろなスポーツ傷害についての本や指導書を読んでも、難しい障害のことばかりで
簡単な傷の処置や筋肉痛の予防法なんて普通では書いてないことが多いですね。
その部分を補えるようにわかりやすくて役に立つ情報が作れたらなぁと思います。
 
 
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2、捻挫になっちゃった!

 捻挫って、よくありますよね?でも甘く見ないでください。
 少しよくなったからと言って、いつも通りの動きをする人がよくいます。
 良くなったと思っても、そうではない場合も多いのです。
 その捻挫に対して、どうやったら早く治るのか、
 正しい仕方はどうするべきなのか、と言うことについて書いていこうと思います。

 よく、「捻挫をしたらシップ、シップ」と言ってシップを貼っている人がいますが、
 シップを使うのはそれしかない時
 (屋外でのケガでシップしか冷やすものがないとき)にしてください。
 できれば氷で冷やして欲しいのです。
 シップは自分での調節もできませんし、温度も適当ではありません。
 ですから、あくまでも応急処置であって、治療のためのものではないのです。
 もちろん、応急処置でも氷を使った方が治りは早いですよ。
 氷を使うと言ったら、ご存じアイシングです。

 ここで、正しいアイシングの目安を記しておきます。
 冷たくて痛い(普通の人はここでやめてしまいます)
    ↓
 暖かく感じる(ホントです!)
    ↓
 ピリピリしびれる
    ↓
 感覚が無くなる
    ↓
 感覚が戻るまで少し休む
 これで1サイクルです。これが正しいアイシングなんです。
 ここまでちゃんと実行してる人、何人いますか?(笑)

 まず、受傷したときにアイシングを数サイクル行います。
 これで、どこを痛めているのか、どのくらいの痛みなのかを判断してください。
 ひどいと自分で感じた場合は病院へ。
 まぁまぁ軽いなぁと感じた人は引き続きアイシングを(凍傷にならないように)。
 結構軽いケガだと感じた場合はクライオキネティックスをおすすめします。

 凍傷に関して注意点ですが、使う氷は必ず0度以上のものを。
 と言うのも、冷蔵庫で作られる氷の温度は、ほとんど0度以下になっています。
 そんなもので1サイクルしてると、凍傷に必ずなります。
 もちろん感覚が無くなったあとも冷やし続けると、凍傷になりますよ。
 また、その人の体質によって凍傷になりやすい人もいますので、
 ちゃんと判断してくださいね。
 

 最初に書きましたが、捻挫を甘く見ないでください。
 治ったと思っても治ってない場合に元の運動を続けると、
 その箇所の捻挫が慢性的になります。
 そうならないためにもきちんと直すことが大事です。

 じゃぁ、どのくらいの期間休めばよいのかと言うことですが、
 基本的に医者に診てもらわなければいけないほどの場合はしばらく休んでください。
 痛みがあるがそれほどひどくない場合、アイシングをきちっとして、
 ある程度の痛みがひくまで休ませてください。
 そして、ひどい痛みが取れた状態になれば、クライオキネティックスを。
 だんだんと運動させます。
 ここで大事なのは、一気に大きなテンションをかけない
 だんだんと動きを元に戻して行くつもりで、
 運動内容も軽いものから初めてください
 「痛い」と感じた時点で終了。
 少しでも痛みを感じたらそれ以上の負荷はかけないでください。
 だんだんと直していきましょう。
 これが「どのくらいの期間?」の答えです。

 慢性的に捻挫になりやすい人は、その箇所にテーピングをしておくことを心がけてください。
 また、バスケットやフットサルなど、足首をひねりやすい競技にも。
 テーピングは「予防」のためのものです。
 正しく使えば、より効果は上がります。

 

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1、筋肉痛を防ごう!

  〜筋肉痛をもたらす要因〜

  主に2つあると言われています。

     ・激しい運動で、身体の中にできるもの(代謝物)が原因となるもの(代謝障害説)
          乳酸説・・・乳酸が身体の中に蓄積すると疲れが溜まります
          炎症説・・・2次的に炎症を起こして、外部に痛みが現れます
          筋肉硬結説・・・代謝物の蓄積が多くなったり、疲労によって
                   毛細血管を圧縮して血行が悪くなり筋肉痛になります
     ・筋肉内で傷ができるもの(機械的損傷説)
          筋過度伸展説・・・強く引っ張られて結合組織や筋線維に細い亀裂が入ります
          筋肉伸展説・・・目に見えないが構造変化が起き時間と共に痛みをもたらします

  この2つのうち後者の方がほとんどであると言われています。

  〜治療法〜

     患部を冷やし、安静に保つことが一般的です。
     運動後にストレッチをしたり、軽い運動をすることでも痛みを和らげることができます。
     また、栄養面では柑橘系のフルーツを摂るといいと言われています。

  〜予防法〜

     急に激しい運動をせず、運動量や負荷は徐々に大きくしていくことです。
     ウォーミングアップを充分し、使用する筋肉をあらかじめ動かしておきます。
 

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